2018.02.24
花巻ぶどう日記
鈴木寛太、ぶどう栽培始めました(共同で)
日々「ぶどう」や「ワイン」と叫び続けていますが、今年は遂にぶどう栽培を本格的に始めます。
あるぶどう農家さんからぶどう畑をお借りし、やらせていただく形になりました。
大迫ぶどう農家さんと密に接してきた3年間。僕は「大迫ぶどう」の可能性を誰よりも信じてます。というより、誰よりも信じたい。大迫ぶどうの価値を高めたいし、兼業農家という働き方で、新しい可能性も見つけたい。「こうすればぶどう栽培って楽しい」、「こんなことすれば技術を習得できる」、「これとこれとをぶどう栽培とかけ合わせれば稼げるのでは?」という可能性を。
だから今年から本気で、ぶどう栽培やります。
一緒に栽培をするのは、ぶどう栽培は僕と同じく初めてとなる、大迫町出身の藤原宏康さん。僕が大迫に着任してから、大変お世話になっています。
ぶどう栽培の大変さはたくさんの生産者の方から伺っています。
でも、今しかない。このタイミングしかない。
栽培する品種は大迫町伝説のぶどう「ロースラー」
ワイン専用のぶどうです。日本全国探しても、花巻市大迫町にしかない、貴重なぶどうです。
ある方からぶどう栽培の心得を教えてもらいました。
「ぶどうを栽培するっていうのは、かんたさんが稼ぐんじゃないんだよ、ぶどうの木、1本、いっぽんが稼ぐ。かんたさんはぶどうを管理する社長で、ぶどうが元気に育つようにぶどう達に声をかけていかないといけない。稼ぎの悪いぶどうもいるかもしれないけど、そのぶどうがやる気が出るように接していかないとね。働きやすい環境を整える。それがかんたさんの役目だよ」
それを聞いた瞬間、気が付けば僕は畑にいた。
今、大迫で、もっとも若い農家見習いが動き出す。