【いちのせきフェア、開催します!】vol.1~食材編~
2月6日(月)〜12日(日)の1週間、トレジオンでは岩手県の最南端一関市の食材とお酒を集めた”いちのせきフェア”を開催します!!
先週、一関市の菅原さん、阿部さんにアテンドしていただき、スタッフの”たこ”が一関市の美味しくて素敵な場所にお邪魔してきました!
訪れた中で見つけた素敵な食材や一関の事を2回に分けてご紹介します!
【目次 vol.1~食材編~】
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南部一郎かぼちゃ (南部一郎かぼちゃ研究会/厳美町)
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館ヶ森高原豚 (館ケ森(たてがもり)アーク牧場/藤沢町)
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奥州いわいどり (株式会社オヤマ/室根町)
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深萱(ふかがや)の昔とうふ (深萱の昔とうふ工房/藤沢町)
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工房あらたまの味噌(おくたま農産/千厩町)
お酒編はこちら!
【いちのせきフェア、開催します!】vol.2~お酒編~
1,南部一郎かぼちゃ
はじめに、厳美渓(げんびけい)で有名な厳美(げんび)町、南部一郎かぼちゃ研究会の代表、佐藤弘征さんを訪ねました。
一関市厳美町で米作りなど農業を営む佐藤さんたち農家が結束して研究会を発足。8年ほど前より「骨寺荘園(ほねでらそうえん)地区」の特産品となるよう作り始めた鶴首のユニークな「南部一郎かぼちゃ」。
収穫後に温度が管理された風通しの良い場所で1ヶ月追熟することで、デンプンが糖に変わり、糖度が15-20度にもなるようなとっても甘くて濃厚なかぼちゃになります。この時期はちょうど収穫後の追熟の季節。
佐藤弘征さん
雪をかき分けて出てきたビニールハウスの中には・・お目当てのかぼちゃが!
佐藤さんは、地域の農家から集まってくる南部一郎かぼちゃを一つ一つ愛情を込めて熟成させていく。皮はピーラーでむけるほど柔らかく、熱を入れると、とろっとろ、とっても美味しい・・!外皮の色は緑色のものやオレンジの色のものがあるが、切ってみるととっても鮮やかなオレンジ色。これが生でもあまい—っ!美味しいんです。
煮物でも、お菓子にも、そのままサラダでも食べ方は色々。現在は、首都圏のおかし作りの職人さんたちにも愛され、引っ張りだこの南部一郎かぼちゃは生産が追いつかないほどの人気ぶり!今は、厳美町だけでなく、一関の他の町でも作られ、一関の特産食材に。
子供を可愛がるように愛情を込めて、一つ一つ、かぼちゃを磨く佐藤さん。
こうすることで、ピッカピカで美しい南部一郎かぼちゃになる。
近くのポラーノというお店では、この南部一郎かぼちゃを使った手作りソフトクリームが味わえる。
濃厚な南部一郎かぼちゃのアイスは見た目もとっても可愛い・・!
今回は、このねっとりあまい南部一郎かぼちゃをそのまま楽しめるように、
「南部一郎かぼちゃの天ぷら」と「南部一郎かぼちゃのケーキ」で提供します。スタッフも試食してその濃厚さと、とびきりの甘さにびっくり。もう何個でもぱくぱくいけちゃいます。
http://honedera.jp/product/index.html
南部一郎かぼちゃ研究会
http://honedera.jp/product/index.html
岩手県一関市厳美町
南部一郎かぼちゃ/南部一郎かぼちゃペーストの生産
2, 館ヶ森(たてがもり)高原豚
館ヶ森アーク牧場は、一関の藤沢町にある自然豊かな100haもの広大な土地にあります。一関の山々に囲まれたその土地には、農場や牧場、堆肥を作る施設やソーセージ工房、様々な施設が点在しています。「食はいのち」という言葉通り、自然の恵みを頂きながら、安全安心にこだわった循環型の経営で「自分の家族に食べさせらるような」食べ物を生産しています。
レストランと直売所の建物。ヨーロッパに来たようなお洒落な雰囲気。
レストランでは、館ケ森高原豚をつかったハンバーグや角煮・ソーセージなども食べられる。
直売所には、アーク牧場で作っている様々な商品が!卵や鶏肉、本場ドイツまで修行に行って技術を身につけた職人たちが作るソーセージやハム、動物たちの堆肥で作った無農薬の野菜、さらにはとっても珍しい小麦まで。この数の多さにびっくりしました。
冬のこの時期は雪が積もっていましたが、他の時期には一面の花畑が楽しめたり、卵や野菜の収穫体験などを行えたり、家族連れや子供達にも親しまれる場所になっているそうです。この日は、無添加で作るハム・ソーセージの工房を見学させていただきました。無添加で作るので、掃除もとにかく徹底的に毎日やるそうです。こだわりの逸品は本場ドイツのコンテストでも入賞するほど。
そんなこだわりの食べ物を作っているアーク牧場さんの一押し「館ヶ森高原豚」を、今回はお肉本来の旨味とさっぱりした脂が一番楽しめるしゃぶしゃぶでご用意します。本当にさっぱりで脂が苦手な人でも全然飽きません。一関の自然の恵みをたっぷり受けて育った「館ケ森高原豚」のしゃぶしゃぶ、ぜひご賞味ください!
館ヶ森アーク牧場
岩手県一関市藤沢町黄海字上中山89(63-5151)
豚肉/鶏肉/野菜/卵/ハム・ソーセージその他加工品など
3,奥州いわいどり
室根(むろね)山の麓、豊かで美しい自然に囲まれた室根町で、”奥州いわいどり”の飼育から加工まで一貫して行なっている株氏会社オヤマさんを訪ねました。岩手の鶏肉は肉質に定評があり、生産量は東北では1位、全国3位で日本を代表する産地。
今回アテンドしてくださった室根町出身の菅原さんも小さい頃から特別な日のお弁当のおかずに、学校帰りのおやつに、とってもお世話になっているそうです。地元で愛される”奥州いわいどり”は、今月もテレビで取り上げられたり、国技館の焼鳥に使われたりするほどの実力。豊かな大地で、餌にこだわり、飼育から加工まで同じ場所で行ない、独自の流通の仕組みを持っているので、鮮度抜群のお肉を届けることができるそうです。
敷地内には、直売所もあり、揚げたてのいわい鷄の唐揚げやコロッケが食べられます。
フワッフワのお肉と優しい味付けがたまらない。
スタッフの方が丁寧に揚げてくださる。
値段もお手頃で、近所の方がおかずによく買いに来るそうです。
今回はトレジオン人気の特製唐揚げのたれと、奥州いわいどりのコラボ、いわい鷄の唐揚げを提供します。ジューシーで旨味たっぷり、ふわっふわの唐揚げをぜひご賞味ください!!
株式会社オヤマ
岩手県一関市室根町折壁字愛宕下161(64-3511)
http://www.kk-oyama.co.jp/index.html
いわい鷄の生産・加工品
4,深萱(ふかがや)の昔とうふ工房
続いて藤沢町深萱(ふかがや)の昔とうふ工房、皆川洋一さんを訪ねました。歴史のあるこの建物が昔とうふの工房。皆川さんは28年前から農家伝承の昔ながらの「昔とうふ」を一つ一つ丁寧に作っています。
皆川洋一さん
工房には所狭しと並べられた機械。長年作ってきた跡がよくわかる。
皆川さんのとうふは、普段スーパーに並んでいる豆腐と全く違います。大豆を固めて、豆腐にする時に使う”にがり”が違うので、変な苦味がなく、大豆本来の味がします。
手にするとずっしり重く、とっても濃厚で詰まっているのがわかります。
皆川さんは、とっても明るくて楽しい方。次から次に話してくださいます。岩手県の一番端に位置する藤沢町の深萱で生まれ育った皆川さんは、毎週火曜日と金曜日の週に2回の豆腐作りを行いながら、ラジオのDJや脚本家、演出家、俳優、イベントなどを通じて町を元気にする活動を行っています。
そのまま大豆の味が楽しめる、どこか安心する味。今回は、豆腐の味噌漬け、そしてチーズのような風味の燻りどうふの盛り合わせを提供します。どちらも、東京ではあまりお目にかからない逸品。昔どうふは一関のお酒との相性抜群・・!ぜひ食べ比べてみて欲しいです。
深萱の昔とうふ工房
岩手県一関市藤沢町黄海京の沢255-12(63-3888)
http://www.h7.dion.ne.jp/~thofuya/
昔とうふなど
5,工房あらたまの味噌
おくたま農産のある千厩(せんまや)町奥玉は、昔から農業を中心にして生計を立ててきた地域。そんな地域も例外ではなく高齢化が進んでいます。
農事組合法人おくたま農産は、地元の農家が組合員となり、地元の耕作放棄地などの農地を使ってお米や大豆、野菜などを生産しています。「借金は絶対にしない」という経営方針に基づいて、地元に根付いた経営をしています。
そんなおくたま農産では、生産した原料を使った加工品を作り、販売する6次産業にも取り組んでいます。訪れた、工房「あらたま」は農家のお母さん方が交代で、値がつかない(傷がついたなど)大豆などの原料を使って味噌や米麹などを作っています。そして作られた味噌は地元の学校給食に使われたり、地元のスーパーに卸され、地元の人から愛される安全安心な食材になっています。大規模な投資はしない、大きな工場はないけれども、一つ一つ丁寧に手作りで作っている。
「やりたいこともやってみたいことも沢山あるけれども無理はしない。親の介護や家の仕事の隙間の時間を使って、働くことができる場所があることが嬉しい、お母さんたちが元気になることで町も元気になって行く。」素敵な取り組み・働き方だなあと思いました。
味噌の仕込み中のお母さんたち。
なんと、味噌の倉庫になっているこの場所は実はトラクターの荷台。
使わなくなった方から譲り受けたものだそう。
代表理事組合長の佐藤正男さん(右)
おくたま農産(工房あらたま)
岩手県一関市千厩町奥玉字中日向89(56-2306)
味噌・米麹など
一関の方は、初対面でもあったかく迎えてくれます。「これ、持ってけ〜」と大切な売り物をくれたり、どんな質問にも丁寧に答えてくれたり。おばあちゃんの家に来たような、どこか懐かしいような、不思議な感覚になる素敵な場所でした。
お酒編はこちら!